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月別アーカイブ: 2018年9月

再生可能です

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この古民家は、見た目では解体かと思われる方が多いかと思いますが、全く問題なく再生可能です。伝統構法で建てられた日本建築はが、100年、200年と受け継がれてきた理由のひとつが、傷んだところは補修をし維持してきたからです。そこには、大工の職人技が活かされてきたからなのです。しかしながら、職人技を持っている大工が少なくなってきています。勿論、大工棟梁も少なくなってきているのです。そのためにも、大工職人を育て棟梁を育成していくことが求められています。
私たち古民家再生協会は、古民家を残す活動だけでなく、大工棟梁育成も取り組んでいます。
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古民家の利活用には相当の想いと覚悟が必要

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危険な状態の古民家から、古材を取り出し活用するには、解体する際の作業が通常の解体方法では無理があります。クレーン車を使い、更に、大工職人が携わり倒壊しないような順番を検討しながら古材を取り出し、解体していかなければなりません。勿論、そこには費用も普通の解体法法よりは割り増しした金額になるのは当然です。古材を活かした建物を検討する上では避けられないコトでもあります。
古民家を知らない大工(?)や施工業者が携わることは、一番大切な耐震に関しても無知と言っても過言ではないくらいに知らな過ぎるので、危険な再生やリフォームをすることになり注意が必要となります。
一般的に「古民家」に関して、利活用するコトを検討するためには、それ相当の想いと覚悟が必要となるのです。
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町施設を伝統耐震診断

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昨年から今年にかけて古民家再生が行われた町の施設がオープンの運びとなったようです。再生する前と再生後に伝統耐震診断をさせていただきました。再生工事では、伝統構法を忠実に守りしっかりとした施工がなされていたため、完了後の耐震診断では現行法にもクリアできる耐力的にも問題なく、今日に至っているようです。町施設に私たちの伝統耐震診断が一役担ったコトに感謝したいと思います。
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古民家再生での補修

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古民家の再生において、時には丸梁の補修も必要となってきます。雨漏りの影響などで、水腐れで一部取り替えをする場合「台持ち継ぎ」で継ぎ合わせて補修を施します。
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確かな継承「木六竹八塀十郎」

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土壁は、竹を縦横に組んだ「竹小舞」に粘土質の土に藁すさを練り込んで、藁が発酵するまでしばらく放置した後に竹小舞に塗ります。その場合、片側に塗ったあとはしばらく乾燥させてから、裏返し(もう一方の片壁)を塗って土壁の終了となります。
竹小舞に使う竹は、真竹や淡竹を使いますが、竹の伐採時期を間違えると、虫がついて竹を食べてしまいますので、土壁の耐久性が無くなるので要注意です。竹は、10月以降が最適な切り時期です。昔から伝えられてきた「木六竹八塀十郎(きろくたけはちへいじゅうろう)」という言葉で分かるかと思います。旧暦で言い伝えられた日本の職人の継承された確かなコトなのです。
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本実はぎと雇い実はぎ

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床板を張る場合、一般的な矧ぎ合せが「本実はぎ」という張り方です。
古民家や寺社仏閣で見られる張り方は「雇い実(やといざね)はぎ」という張り方です。共に打ち付ける釘が見えない張り方なのです。
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ハンドプレカットの最大の特徴は

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ハンドプレカットは、大工職人による墨付け手刻み加工です。
横架材を直角に繋ぎ会わせる多くの仕口は、アリ架けを施します。
アリを架ける相手の材料を加工するときは、大入ルーターと言う工作機械を使って仕口を造ります。機械といえども、大工職人による微妙で正確な加工となります。組み上げると、全く隙間がない状態となりガッチリと組み上げれますので、金物など使わなくても揺れることはないくらいに、しっかりと組み上げることが出来るのが最大の特徴です。
金物を使わなければならないのですが、補助的なものとして捉えてもいいでしょうね。
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受け継いでいくコトの大切さ

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彼岸法要では、多くのご門徒さんがお参りしていただいています。故人を大切にする思いと、故人が大切にしてきた住まい「古民家」を、受け継ぎ引き継いでいく大切さを知り尽くしたお年寄りが、今後、お寺との付き合いと住まいの古民家を若い世代にどのように伝えていくが課題となってきています。
せっかくの機会なので、古民家に少しでも目を向けてもらうために、「ジャパトラ」を置かせていただきました。
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古民家の問合せが続きます

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古民家に関しての問い合わせが少しずつ増えてきました。古民家のリフォームだったり、利活用について等、いろいろな思いを持ちながら学び、利活用に向けて進めて行ければということで、これから情報を提供しながら計画推進をしていきたいと思います。
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秋彼岸法要の前に特殊詐欺

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浄土真宗本願寺派のお寺では、今の時期、秋彼岸法要が執り行われています。
今回は、警察署より振り込め詐欺等の特殊詐欺について、お年寄りに知っていただくために、多くのご門徒さんが集まる法要の機会に説明会を設定させていただきました。
まだまだ減ることがない被害を少しでも理解し、被害に遭うことがないようにするために、分かりやすくお話しをしていただきました。
#浄土真宗本願寺派、#秋彼岸法要、#お年寄り、#特殊詐欺、#警察署、#説明会、#福田工務店