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月別アーカイブ: 2017年12月

浴室をユニットバスに変えることで

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福田工務店では、リフォーム工事の依頼では、お客様と何度も打合せをさせていただき、最良な提案をします。
今回も、浴室には脱衣室がなく、廊下から直接浴室に入る間取りでしたので、廊下脇にあった収納部分を撤去して脱衣室に間取り変更しました。薄暗かった浴室がUBに取り変える事でスッキリと明るくなり、脱衣室も出来て、気持ちよく使っていただけてるようです。

古民家修復現場の屋根の下地は竹

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古民家修復現場の屋根の下地は竹を使っています。元の状態への復旧として使われますが、本来ならば竹の上に杉皮を張りそして屋根土を置き瓦を葺くのですが、今回の復旧は、竹の上に野地板を張り普通と同じように桟瓦となるようです。

土壁は時間がかかる訳

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古民家移築の現場では、土壁塗りが始まっています。先ずは、荒塗りが施されています。ある程度乾けば、裏戻し塗りとなります。裏戻しとは、外部から塗ることで内側では竹小舞の隙間からはみ出す土を削り取り、程よく乾けばそこへ土を塗る作業をします。裏戻しが終わると、表と裏の両面が乾くのを待って、中塗りと続くのです。古民家でも新築でも土壁は、時間がかかる理由でもあります。

重伝建地区で長屋門の復元が計画されています

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雲仙市国見町神代の重伝建地区は佐賀県の鍋島藩の飛び地として、お殿様のお屋敷と家老のお屋敷がある街並みを保存しています。今回、明治初期ごろまであった旧家老宅の長屋門の復元が計画されている事の会議に参加してきました。大学教授による調査を元に、今後、計画設計が開始されていきます。次の会議が楽しみでもあります。

住宅省エネルギーの推進をここまでしなければならないの?

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住宅省エネルギーの推進でこれからの住まい作が変わろうとしています。これまで以上に断熱性能を上げなければ、新築住宅は出来ないかも‼
建築に関する法律は人が安心・安全に住むことが基本となっているのですが、住宅省エネルギーの推進する断熱性能は、人のためでなく国のためにあるようなエネルギー政策です。断熱性能を上げることに対してはとても良いことではあるのですが、ここまでする必要があるのかというくらいの評価です。施主に大きな負担を掛けさせて良いのでしょうか?国のためのエネルギー政策の犠牲になるような法律にしてほしくないですね。
今後、新築住宅が少なくなることは間違いないのにかかわらず、今更と感じている関係者は少なくありません。なにかおかしい気がします。

古民家では当たり前でした

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古民家では当たり前のように柱の修理をします。移築現場でも柱の根継ぎをして高さを高くしていました。根継ぎといえば、金輪継ぎが主流です。この継ぎ方は、とても有効で強い継ぎ方なので、昔から使われている技法です。福田工務店でも、先日門の柱の根継ぎをしたところです。いつまでも、引き継いでいくためにも必要なコトです。

古民家移築現場の土壁は特別な方法で

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古民家移築現場での外壁土壁下地の竹小舞は、普通では絶対にしないであろう竹組をしています。普通は柱間に壁を造るので、間渡し竹に小舞竹を編み込むため編み込み間隔は、当然離れています。しかし、ここの場合は、外壁となるため竹小舞で外壁の強度を得なければならないので、すべての小舞竹をステンレス線で結束しているのです。非常に細かな作業をしています。

無知な業者が施工することで大変なことに

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コンクリートのベランダから雨漏りがしているので修繕しています。
新築してから直ぐに雨漏りがしていたとの事で、何度となく施工業者に修理をしてもらっていたそうですが、全く止まることがなく途方にくれていたそうです。そこで、福田工務店に相談があり、調査をしてみると、とてもプロが施工したと思えない無知な施工状態でしたので、最良な修繕方法ということで、ベランダを撤去して屋根造りにやり直すことにしました。これでお客様も安心して過ごすことが出来ます。

古民家移築でも斬新に再生

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古民家を移築する。
普通に考えると、現存のままに移築再生を思い浮かべるでしょう。以前はそうでした。しかしながら、今では、いろいろな生活様式の変化と共に再生方法も変化してきています。今回、当協会が監修させていただいた移築は、住まいから商業施設として大きく様変わりをします。外見では古民家とは思えない近代的で尚且つ、時代を思い浮かべることが出来るような、斬新な造りとなるようです。特に、古民家ならではの竹小舞を編み込み土壁造りとなるのですが、普通は柱内の真壁となるところを、柱外部に造る外壁が土壁となるような造りなのです。何層にも塗り重ねて仕上げます。土蔵造りを想像していただければ分かるかと思います。

古民家を移築するコト