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月別アーカイブ: 2017年12月

日本の住文化を後世へ引き継ぐために

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古民家を移築するということは、その古民家に想いを馳せた家族や多くの関わりを持った人々に感謝をし、大切な日本の住文化を未来へと引き継ぐことにあります。移築の方法にも、単にそのままの状態で住まいとして、商業施設として、または、間取りを変えて現代風な住まい、商業施設として造るのも良いでしょう。そこには、大工職人の技術が活かされ後世へ新たな一歩となる未来の古民家となるのです。日本の住まい造りを守り引き継ぐためには、必要なコトなのです。

古民家移築の完成が楽しみです

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古民家移築現場見学会を開催しました。古民家鑑定士を対象とした勉強会でもありましたが、一般の方の参加も希望していただき、外国人家族が見学に来ていただきました。参加された皆さんは完成を楽しみにしているようでした。

貴重な銀杏のまな板をお客様へ

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普段使っているまな板と言えば、ほとんどが樹脂製のまな板ですが、昔から、高級まな板と称される「銀杏のまな板」は普通には市販されていません。福田工務店では、銀杏が手に入ったときには、貴重な銀杏のまな板としてお客様への心尽くしとして差し上げています。とても喜んでいただいています。

古民家移築現場見学会を開催します

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全国古民家再生協会長崎第一支部長でもある、私が監修した古民家移築が行われています。平戸市から島原市への大移動です。そんな移築現場を1日解放し見学会を開催します。

大工職人による墨付け手刻みで建てる大切さ

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福田工務店では、大工職人による墨付け手刻みをしています。住まい造りの常識です。勿論、倉庫にしても同じことです。日本の木造の建物は、日本の気候に適した日本の木を使って建てることが基本です。施工業者にも工場生産のプレカット等でしか建てたことがない業者もいるので、要注意です。日本の木造建築を知らないのでしょう。基本をしっかりと守ってこそ、木造の建物に携わることが出来るのだと思います。

木造の建物を耐震診断する場合には

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木造の建物を耐震診断する場合、在来工法の現代住宅は、現行法による耐震診断で診断しますが、礎石造りの伝統的な建物は現行法での木造耐震診断では伝統工法のまま残すことが出来ません。筋交いや金物・耐震壁で固めてしまうためです。伝統的な建物を伝統工法のまま残すための診断方法は、地震計を使った伝統耐震診断をする必要があります。診断結果で不具合があれば、時刻歴応答解析をして、耐震パネル型面格子壁や免震ダンパーを用いて、建物の耐力を保持することが出来るのです。
福田工務店では、伝統工法も在来工法もしっかりとしたノウハウで対応しています。

木造耐震診断は現状と違う可能性が

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木造の住まいの耐震が気になる方が先ず思うことは、一般的に行政が推進する木造耐震診断でしょう。この診断方法は、建物の現在の筋交いや金物の設置状況と内外装の仕上げによって、卓上で計算ソフトを使って診断します。しかしながら、筋交いや金物に関しては、目視で確認できる範囲で良いため、見えない部分の状態によっては、実際に診断しても現状と違う可能性は否定できません。

古民家活用で古民家を残しましょう

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古民家は活用しなければ、ただの古い家で終わってしまいます。古民家の空き家が多くなっている昨今、在来の住宅とは全く価値が違うことを知っていただきたい。古民家は数十年から数百年もの間、多くの世代に使い続けられ、その間もしっかりとしたメンテナンスが施された、日本の文化の象徴といっても過言ではないのです。そんな古民家を愛する多くの人が居ることも知っていただきたい。空き家でどうしようもないと諦めていませんか!
古民家は活用することで更に価値が上がります。古民家は日本人の財産です。いろいろな活用方法で残して見ませんか!
そんなお話を、しっかりとした専門的人材がそろった古民家再生協会に相談してみてください。

近江八幡には珍しい鍾楼があります

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西本願寺の別院で、近江八幡 別院にある鍾楼の柱には彫刻が施されています。とても珍しい鍾楼です。他ではあまり見ることが出来ない鍾楼です。

全てにおいてメンテナンスは大切

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住まいのメンテナンスは大切だということは言うまでもないコトですが、庭木の手入れも大切ですよね。先日訪れた京都西本願寺の境内にある銀杏の木の最大の特徴は、背丈が低いことです。これは植えられた当初から低くなるように数百年掛けて繰返し剪定や手入れをしてきた証なのです。日頃の手入れがいかに大切なのかがわかりますね。